マクロ

vim-LaTeXはほかのTeXインテリジェンスと異なり入力中にインクリメンタルに補完するのではなく
いくつかの規則に則って作られた3文字の大文字を変換してユーザーをサポートする。
すなわち

\sec→\section

ではなく

SSE→\section

のようになる。

マクロの命名規則

SSEの最初の一文字はカテゴリを、残りの2文字で種類を示す。

SはSection関連、SEはsectionの頭2文字SEctionである。


これを理解すれば\partがSPA,\chapterがSCHなのが自然であるとわかるはずである。


ただしいくつかはこれに当てはまらない
たとえば\subsectionはSSS。\paragraphはSPGである
これは頭2文字の制限によるコンフリクトを防ぐためである。


おそらくvim-LaTeXの作者の主観によりコンフリクトする場合どちらを基本ルールから外すか決定している。
つまり作者は\paragraphよりも\partの方が使用頻度が高いと考えている。


これはたいていの場合において正しいと私も考えている。

コンフリクト回避ルール

二つのルールがある

最初と最後の文字をあわせる

たとえば\verbatimは文書体裁カテゴリにおいて\verseとコンフリクトしている。
そこで\verbatimにはEVMが割り当てられている。
これはVerbatiMのように最初と最後をあわせたものである。

次の単語の先頭をとる

\flushleft、\flushrightはともにFLでコンフリクトしている。
そこでこれらはそれぞれEFL,EFRに割り当てられている
すなわち
FlushLeftとFlushRightである。

特殊

SS2→\subsubsection

さすがにどうにもならなかったようだ