新人と指導者のやり取り

ウチの会社では、新人2年間は直属で指導する指導員という制度があります。
わが部署に新人が入ってそろそろ1年。彼らのやりとりも大分技術的な内容になってきました。

「で、どう?」
「えーっと、これを読んで中身を理解したと思います」
「ほう?」
「これが、こんな感じで、こんな感じだから、こうなんですよね」
「ふむふむ。君がこれを読んで、そういう知見というか、自分なりの考えを持てるようになったのは素晴らしい」
「けれども、結論を言えばその認識はオーダーレベルで違う」
「オーダーレベルってことは桁違いってことですか」
「そう。ただ、数値じゃなくて認識ってことはとてつもなく違うって意味ね。」
「1行が10行になったら、全然違うものでしょ」
「…」
「もう少し時間があるときにまた説明してあげるよ。それまで、また読んどいて」

思えば3年前。もう、3年前。
私もよく指導員と議論していました。

「で、どう?完璧?」
「はい、完璧に仕上げてきました!」
「これが、こんな感じで、こんな感じだから、こういう感じなんです」
「ふむ・・・で、ここは?」
「えっと・・・そこは、こうすればいいはずです」
「それじゃダメ。やりなおし」
「17時までに見せます!」

今昔、新人と指導員のやりとりはあまり代わりの無いようです。


でも、聞こえてくる会話は他にも、この前の飛行機事故はどうだったとか、カレーは上手く出来たかとか。
なにやら仲良くやっているのも聞こえてきて。

そういえば、私は指導員とあんまり仲良く出来なかったような気がするなぁ。

それがちょっとうらやましい。


てか、私も4年目か。
4年目かぁ。。。