ちいさい"つ"が消えた日
- 作者: ステファノ・フォンロー,トロステンクロケンブリンク,Stefano von Lo¨e
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本
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書いたのがドイツ人だからてっきり「β(エスツェット)が消えた日」か何かを無理やり翻訳したんだと思って購入。
でも内容は日本語喋れるドイツ人のメルヘンストーリーだった。コレはコレで面白いのだけど。
簡単なあらすじ
五十音村にはそれぞれの平仮名に対応した住人がいて、この人(?)らが日本語の音を作り出してる。
ある日酒に酔った"あ"が「"っ"には音がねーから、五十音の中で一番ショボイよな」とか言いだす。"っ"は「自分はイラナイ子」なんだと思って、家出してしまう。
すると日本は大混乱。話の意味が全然伝わらない。政治家以外*1は大変困った。
五十音村の皆はなんとか"っ"を呼び戻そうと…
と言った感じ。
どーやらこの人がドイツから来たとき"っ"の習得に苦労したから思いついた話らしい。音声言語論キタ コレ。
文量は少なめで20分もあれば読めるので、興味のある人にはお貸ししますよ=w=
まぁホントに買おうと思った理由はどこかでみた「刃牙のッをwに変えようぜ」みたいなスレのせいとは口が裂けても言えない。お兄さんとのヒミツだぞ。
*1:政治家の演説には元々意味がなく、日本語がおかしくなっても困らない